ファイル内の「読み取り専用」ポリシーの更新SummaryServiceNow プラットフォームには、保護ポリシーが「読み取り専用」に設定された、すぐに利用可能な (Out of Box、OOB) ファイルが用意されています。次のスクリプトインクルード ChangeRequestStateHandlerSNC. は、そうしたファイルの一例です。 保護ポリシーを「読み取り専用」に設定するにはしかるべき理由があるので尊重してください。ServiceNow では、ユーザー (管理者も含む) に変更を加えてほしくないときに、こうしたファイルを設定しています。「読み取り専用」保護ポリシーに関するドキュメントには、「他のアプリケーション開発者にスクリプトロジックの表示は許可するが、変更は許可しないときに、このオプションを選択する」といった記載があります。 また、「読み取り専用」保護ポリシーはアプリケーションの所有権を保護する場合にも使用しますが、グローバルスコープはプライベートスコープと比べて特殊であることを理解する必要があります。 保護ポリシーをグローバルスコープに設定すると、その影響は「maint」を除くすべてのユーザーに及びます。保護ポリシーをプライベートスコープにした場合は、アプリケーションがインストールされているインスタンスでのみポリシーが有効になります。アプリを開発中のインスタンスでそのアプリケーションを管理しているアドミンには有効になりません。 保護ポリシーが「読み取り専用」に設定されているスクリプトをカスタマイズする要件がある場合は、このスクリプトの独自のコピーを作成して、要件に合わせてそのコピーに変更を加えることをお勧めします。 ファイルのコピーを作成するときには、「挿入と維持」 UI アクションを使用しないでください。ファイルの保護ポリシーを含めると、以後ファイルのカスタマイズや削除ができなくなります。そうなると、ServiceNow 側で重複したファイルを削除しなければならなくなります。ファイルが重複して作成されないようにするには、アドミンが新規レコードを最初から作成し (「挿入と維持」 UI アクションを使用しないため)、すぐに利用可能なスクリプトの内容をコピーして貼り付けて、それに対してカスタマイズを行います。 上記のプロセスで問題が見つかった場合は、ServiceNow テクニカルサポートまでお問い合わせください。 ServiceNow Store からインストールできる有料アプリケーションの所有者は、ServiceNow ではありません。ベンダーのファイルに記載された保護ポリシーについては、アプリケーションのベンダーに問い合わせる必要があります。サポートの問い合わせ先は、store.servicenow.com で該当するアプリケーションのページを参照してください。 Related Links保護ポリシーの詳細については、アプリケーションファイル保護ポリシーと スクリプト保護ポリシーのドキュメントを参照してください。