処理済みメールのターゲットレコードが空であるIssue 受信済みメールボックス ([システムメールボックス] > [受信済み (Received)]) の処理済みメールレコードの [ターゲット] フィールドの値が空です。 ユーザーは、どのレコードがメールレコードの処理の結果として作成または更新されたのか、あるいはそのようなレコードがあるかどうかはわかりません。 症状 メールレコードのステータスは [処理済み] ですが、[ターゲット] フィールドは空です。メールログが、レコードを更新または作成しなかったためにスキップされた受信アクションがあることを示しています。 Cause受信アクションで受信メールを処理する際、影響を受けるレコードを表すために変数 current が使用されます。 新しいレコードを作成する場合、current は挿入前の入力に適したターゲットテーブルの新しい空のレコードを表します。 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 1213 //Sample inbound action script creates an incident record current.caller_id = gs.getUserID(); current.comments = "received from: " + email.origemail; current.short_description = email.subject; current.category = "request"; current.incident_state = 1; current.notify = 2; current.contact_type = "email"; current.insert(); //<--When line completes, it will update the target // field on the email record with a reference to the created record 既存のレコードを更新する場合、current は更新されるレコードへの参照を表します。 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 gs.include('validators'); if (current.getTableName() == "incident") { current.comments = "reply from: " + email.origemail; if (email.subject.toLowerCase().indexOf("please reopen") >= 0) { current.state = "2"; current.work_notes = "Issue was not resolved"; } current.update(); //<--When this line completes, it will update the Target field //on the email record with a reference to the updated record } スクリプトが変数 current を使用してレコードを更新または作成しない場合、システムではどのレコードが影響を受けたかが認識されないため、[ターゲット] フィールドには入力されません。Resolution可能であれば、提供されている current を使用してターゲットレコードを更新または作成します。または:ターゲットテーブルに属していないレコードがスクリプトによって更新されるためこれが不可能な場合、あるいは複数レコードを更新/作成する場合は、製品ドキュメントに記載されているように、gs.log() を使用してカスタムアクションによる変更を手動でログに記録することを検討してください。 1 2 3 4 5 6 7 8 var grIncident = new GlideRecord('incident'); grIncident.initialize(); grIncident.caller_id=gs.getUserID(); grIncident.comments = "received from: " + email.origemail; grIncident.short_description = email.subject; grIncident.insert(); //create log entry to know what created/update by this action gs.log("<custom_action_name> Created Incident:" + grIncident.number, "EMAIL." + sys_email.sys_id); これで、メールログで作成または更新されたレコードを表示できるようになります。