アプリケーションのログ記録と logging.destination および logging.verbosity システムプロパティIssue <!-- div.margin{ padding: 10px 40px 40px 30px; } table.tocTable{ border: 1px solid; border-color:#E0E0E0; background-color: rgb(245, 245, 245); padding-top: .6em; padding-bottom: .6em; padding-left: .9em; padding-right: .6em; } table.noteTable{ border:1px solid; border-color:#E0E0E0; background-color: rgb(245, 245, 245); width: 100%; border-spacing:2; } table.internaltable { white-space:nowrap; text-align:left; border-width: 1px; border-collapse: collapse; font-size:14px; width: 85%; } table.internaltable th { border-width: 1px; padding: 5px; border-style: solid; border-color: rgb(245, 245, 245); background-color: rgb(245, 245, 245); } table.internaltable td { border-width: 1px; padding: 5px; border-style: solid; border-color: #E0E0E0; color: #000000; } table tr td { padding: 15px; } .title { color: #D1232B; font-weight:normal; font-size:28px; } h1{ color: #D1232B; font-weight:normal; font-size:21px; margin-bottom:-5px } h2{ color: #646464; font-weight:bold; font-size:18px; } h3{ color: #000000; font-weight:BOLD; font-size:16px; text-decoration:underline; } h4{ color: #646464; font-weight:BOLD; font-size:15px; text-decoration:; } h5{ color: #000000; font-weight:BOLD; font-size:13px; text-decoration:; } h6{ color: #000000; font-weight:BOLD; font-size:14px; text-decoration:; } hr{ border-top-width: 1px; border-top-style: solid; border-top-color: #cccccc; } ul { list-style: disc outside none; margin-left: 0; } li { padding-left: 1em; } --> ServiceNow インスタンスのデフォルト設定では通常、スコープ対象のアプリケーションのほとんどのメッセージが syslog テーブルと localhost ファイルに記録されますが、このログ記録の方法とその場所の構成および調整に使用できるプロパティがいくつかあります。これらは、logging.destination および logging.verbosity プロパティです。 これらのプロパティを指定および調整することで、ServiceNow 管理者は、ログに記録されるメッセージのレベルとそのメッセージをログに記録する場所を具体的に決定できます。 これらのプロパティは、新しいスコープ対象のアプリケーションの作成時には、デフォルトで作成されません。ただし、インスタンス上で直接作成することも、Studio アプリケーションを使用して作成することも簡単にできます。 アプリケーションから直接プロパティを作成する場合は、まずこのプロパティを構成するスコープに現在のスコープを設定してください。 プロパティには、適用先のスコープ対象のアプリケーション (x_sn_newapp など) のスコープ名で構成されるプリフィックスを付ける必要があります。次にこのプリフィックスによって、インスタンスで見つかった特定のスコープ対象のアプリケーションにプロパティのスコープが設定されます。 一部の初期設定アプリケーションや ServiceNow Store アプリケーションには、そのアプリケーションへの指定のとおりにこのシステムプロパティが含まれていることもありますが、ほとんどのアプリケーションには、デフォルトでは含まれていません。 Resolution「logging.destination」システムプロパティ 最初に調べるシステムプロパティは logging.destination プロパティです。このプロパティがスコープ対象のアプリケーションのメッセージをログ記録するターゲットを決定します。 このプロパティに使用できる値は 2 つあります。 file - 値を FILE として指定すると、このスコープ対象のアプリケーションのログ記録メッセージは、localhost ファイルにのみ送信されます。したがって、メッセージは localhost ログに表示されますが、インスタンスの syslog テーブルには表示されません。 db - このプロパティの [値] フィールドで db を指定すると、スコープ対象のアプリケーションのログメッセージが localhost ログと syslog テーブルの両方に書き込まれます。 スコープ対象のアプリケーションに対してこのプロパティを作成する場合は、システムプロパティレコードの次のフィールドに、指定のとおりに入力する必要があります。 サフィックス:logging.destination(スコープ対象のアプリケーションに構成されるプロパティ名が保持されます) 名前:サフィックスが入力されると自動的に入力されます (scope_name.logging.destination)例えば、スコープ対象のアプリ名が x_sn_newapp の場合は、x_sn_newapp.logging.destination になります。 アプリケーション: スコープ対象のアプリの名前が自動的に入力されます。 説明:これは、このシステムプロパティの目的と使用法を保持するために使用されるオプションのフィールドです。 選択肢:db、file(このフィールドには、プロパティに対して選択できるオプションを保持し、プロパティに許容される設定ごとにカンマを挿入します) タイプ:選択リスト (プルダウンメニューから選択) 値:これは、上記の文字列 (db、file) のいずれかである必要があります。 このシステムプロパティでは、[キャッシュを無視] チェックボックスと [プライベート] チェックボックスの両方をオンにします。 作成 (または更新) されると、プロパティの設定によって、新しいユーザーログインのログファイルの書き込み先が決まります。 このプロパティがない場合、デフォルト値は db と見なされます。そのためプロパティが指定されていない場合、スコープ対象のアプリケーションのログ記録メッセージは、ログファイル自体とインスタンスの syslog テーブルに記録されます。 「logging.verbosity」システムプロパティ Scoped Logging API では、4 つのレベルの詳細度があります。最も詳細度の低いものから高いものまで、次のレベルがあります。 ログレベル 説明 error (gs.error) アプリケーションを継続して実行できるイベントをログに記録します。アプリケーションのログレベルを error に設定すると、エラーメッセージのみが生成され、警告、情報、またはデバッグメッセージは生成されません。 warn (gs.warn) 潜在的に有害なイベントをログに記録します。アプリケーションのログレベルを warn に設定すると、エラーおよび警告メッセージが生成され、情報またはデバッグメッセージは生成されません。 info (gs.info) アプリケーションの進捗状況を説明する情報メッセージをログに記録します。アプリケーションのログレベルを info に設定すると、情報、警告、およびエラーメッセージが生成され、デバッグメッセージは生成されません。 debug (gs.debug) アプリケーションのデバッグに役立つ情報イベントをログに記録します。アプリケーションのログレベルを debug に設定すると、情報、警告、エラーおよびデバッグメッセージが生成されます。 スコープ対象のアプリケーションに対してこのプロパティを作成する場合は、システムプロパティレコードの次のフィールドにも、指定のとおりに入力する必要があります。 サフィックス:logging.verbosity(スコープ対象のアプリケーションに構成されるプロパティ名が保持されます) 名前:サフィックスが入力されると自動的に入力されます (scope_name.logging.verbosity)例えば、スコープ対象のアプリ名が x_sn_newapp の場合は、x_sn_newapp.logging.verbosity になります。 アプリケーション: スコープ対象のアプリの名前が自動的に入力されます。 説明:これは、このシステムプロパティの目的と使用法を保持するために使用されるオプションのフィールドです。 選択肢: debug、info、warn、error(このフィールドには、プロパティに対して選択できるオプションを保持し、プロパティに許容される設定ごとにカンマを挿入します) タイプ:選択リスト (プルダウンメニューから選択) 値:これは、上記の文字列 (error、warn、info、debug) のいずれかである必要があります。 このシステムプロパティでは、[キャッシュを無視] チェックボックスと [プライベート] チェックボックスの両方をオンにします。 選択したスコープ対象のアプリケーションのログ記録レベルに対する変更は、新しいユーザーログインのシステムログに反映されます。 このプロパティが指定されていない場合、またはプロパティの [値] フィールドが空白の場合、info のデフォルト値がシステムで想定されるため、情報、エラー、および警告レベルのメッセージがログに記録されます。 Related Linksその他の懸念事項 この記事の以前のメモでは、これらのプロパティを「グローバル」スコープで使用できると記述されていました。このプロパティは、特定のアプリケーションスコープに対して作成された場合のみ機能することに注意してください。 発生または報告されることのある問題の 1 つとして、特定のアプリケーションまたは一般的なシステムのエラーメッセージが想定どおり記録されないことが挙げられます。その場合、問題の原因は特定のアプリケーションスコープに対するこれらのプロパティの現在の設定にあるため、これらの設定を確認する必要があります。